大問構成や難易度は例年通りでした。
大問3(論説文読解)は筆者の考えを理解するために、しっかりと文章を読み、その内容に即して解答する設問となっていました。また、自分の考えを簡潔にまとめる力が求められました。
大問5は例年と同じく作文が出題され、今回のテーマは「学校紹介の実施方法」について自分の考えを条件に合わせて書く問題でした。
まず、語彙力を身に着けるために、文章中の意味が分からない言葉、少しでも意味が曖昧な言葉は、すぐに辞書で調べる癖をつけておくようにしましょう。
文章を書くときや先生と会話するときなどは、正しい日本語を使うことを常に意識することも大切です。
実力テストや模試の振り返りでは、文章の内容が理解できるまで丁寧に読み直しを行い、解説を読み込んで理解を深めましょう。
入試問題は文字数が非常に多いです。日頃から文章に触れていないと、読解力はつきません。短い文章からでも良いので、今のうちから文章を読むことに慣れておきましょう。漫画やSNS、ネットニュースなどではなく、新聞や新書・小説といった、校正されている(正しい文法で書かれている)文章を読むことが大切です。
学年や単元に偏りがなく出題され、難易度も例年通りでした。
基礎的な問題(計算問題など)も出題されましたが、近年の傾向として、数学の知識を使って解く問題など、単に計算ができれば良いという問題ではなくなってきています。
大問6は融合問題となっており、様々な数学の知識を使って、いろいろな方法で解くことができる問題となっていました。様々な方法で解答を導く力が求められています。
学校で実施している実力テストのような形式の問題を解き、入試の出題傾向に慣れておく必要があります。
基本の計算問題は、正答率を上げるために何度も類似問題を演習しましょう。
大問構成や難易度は例年通りでした。
地図や統計などの様々な資料の中から、解答に必要な情報を読み取り、その原因や特徴などを考え、問題に解答する力が求められます。
特に大問6では、これからの持続可能な社会を担う者として、平和についてや食品ロスについてなどの題材が問題となっていました。
今後も持続可能な社会を担う者として、SDGs関連の問題が出てくる可能性が高いです。SDGsには常に関心をもってニュースや新聞に振れるようにしましょう。
幅広く出題されますので、地理歴史を習う中で、苦手な分野を作らないように全体的に復習をしましょう。
また、資料を読み解く力を身に着けていくために、教科書や資料集の写真、グラフをよく見る習慣づけが大切です。
理科4分野(物理、生物、化学、地学)から偏りなく出題され、問題数や難易度は例年通りでした。
大問4のだ液の実験や大問6の物体のエネルギーの設問では、単に覚えたことを解答するのではなく、覚えたことを使って解答する問題が出題されました。
大問3の霧の実験の問題では、対話文形式の問題が出題され、より日常生活に即した内容が出題されました。
物理、化学、生物、地学と幅広く出題されているので、今のうちから少しずつ復習することが大切です。特に1、2年生の暗記系は、はやめに始めておきましょう。
実験に関しては、目的・方法・注意点・結果・考察を関連づけて覚えるようにしましょう。
文章が多い問題を解くときには、答えのヒントになりそうな文を見つけたら、線を引いたり丸で囲んだりして、内容を整理しながら素早く正確に解くことを意識して行いましょう。